PEEKチューブまたはPEEKモノフィラメントに特殊処理を施し、曲げ形状やコイル形状に加工します。
加工品は、ある程度の形状保持性があります。
なお、どんなカタチも思いのまま!と 謳いましたが、工法上、稀にできない形状もございますので、ご興味お持ちの方は、お気軽にお問合わせください。
ご購入されたチューブのほとんどは、ボビンに巻かれていたり、またはユル巻きで袋梱包されていたりすると思います。そして、ご使用の際は、その”巻き癖”によって、ゆるく湾曲してしまっているのが常ではないでしょうか?
まっすぐの状態で、それも、水平面をコロコロスムーズに転がるほどにまっすぐな状態で使用したいとき、本品がお奨めです。
上述のチューブ加工ワザと同じ原理の特殊加工を施すことで、水平面をコロコロスムーズに転がるほどに、まっすぐに仕上がっています。
公差のきびしいチューブ同士の嵌合箇所、またはまっすぐに噴出できるノズル、など湾曲したチューブでは物足りない特別なご用途にお奨めです。
また、前例はありませんが、切削加工用の素材としては、いかがでしょうか?
ご興味お持ちのかた、お試しくださるかた、お気軽にお問合わせください。
コイルができるのなら、ということで、スプリングを作ってみました。
PEEKの機械的強度や使用環境を選ばない耐薬品性は、スプリングに適している?のでは、と考えてました。
が、やはりSUSに比べると、肝心の弾力が及びません。
耐薬品性や金属に対する摺動性などは抜群なので、それほど弾力が必要ないけど、耐薬品性や摺動性が重要な”どこか”にご検討いただれば、ありがたいです。
左の画像はとてもわかりにくいのですが、線径:Φ0.4mmのPEEKモノフィラメントを径:Φ1mmでコイル加工したものです。
同様のものは、SUS製でありますが、作ってみたら思った以上にしなやかで、且つバネ性もあり、驚きました。
PEEKは、SUS等金属やテフロン等フッ素樹脂など、いろんなものとの摺動性が良好なので、面白い用途が見つかればいいな、と思ってます。
下は、コイルを引っ張って、拡大した画像です。
PEEKストレートチューブが、思いのほかまっすぐに仕上がるので、これを機械加工することができるのでは?
そして、PEEKは樹脂で最高レベルの機械的強度があるので、これで針(ニードル)を作れたら面白いかも?
と 2つの興味に惹かれて、開発中です。
通常の針形状ではなく、鉛筆の先端のような形状です。
ビニール袋やラップなどは容易に貫通し、また、テーパーの角度を鋭角 にすることで、テイクアウトのコーヒーのフタなども貫通します。
しかしながら、テーパーを鋭角にしすぎると、貫通を繰り返すうちに先端がヘタッてきてしまうこと、それと、加工面(テーパー面)の粗さが課題です。
機械加工以外の方法で先端を形成する試みも検討はじめました。
ご興味お持ちのかたは、お気軽にお問合わせください。