フッ素チューブやナイロンチューブに比べ、機械強度に優れたPEEKのチューブはコシがあります。
そのため、
① プッシャビリティーが良く、挿入しやすい
② キンクしにくい、折れにくい
以上のような特性から、主にカテーテルや内視鏡処置具のシャフトとして、カテーテルメーカー様や内視鏡処置具メーカー様にご採用いただいております。
製造可能な寸法は下記(2022年5月現在_PEEKチューブ製造可能レンジ_日ビ)をご確認ください。
内径公差は±30μm(±0.03㎜)です。
価格はお高くなりますが、内径公差±10μm(±0.01㎜)も可能です。
同芯度(芯ズレ 外径の中心と内径の中心の差)は10μm程度です。
生産ラインに導入したオンライン測定器により、チューブの全長に渡って常時寸法監視しています。
寸法NG箇所は自動的に排出されるため、寸法不良品をお届けすることはございません。
安心してお使いいただけます。
サイズ、公差、価格につきましては、お気軽にお問合わせください。
外面、内面のどちらかに、あるいは両面に、10数μmの微細なリブを長手方向に設けます。
指で触っても認識できないほどのわずか10数μmのリブですが、それを設けることで、
PEEKチューブの内側にデバイスを挿入する際、またはPEEKチューブをインナーシャフトとして挿入する際、接触面積が減り摩擦が低減します。
※ PEEKは機械強度があるため、わずか10数μmのリブでも潰れず、有効に作用します。
特に、カテーテルや内視鏡処置具など使用上曲げRが必須な用途におすすめです。
チューブの中が視認できる透明なPEEKチューブです。
透明PEEKチューブは、
① 通常のPEEKチューブより機械強度が劣ります。
引張弾性率は低く(およそ3分の2)、引張伸びは大きい(およそ1.3倍)です。
② 通常のPEEKチューブより耐薬品性が劣ります。
言い換えると、
①’ フッ素チューブ以上の強度はあるが、通常のPEEKチューブより、しなやかで柔軟性があります。
②’ 接着しやすいです。
※ 接着強度向上の検証はこちらです。
通常のPEEKチューブより強度は劣りますが、それでもフッ素チューブ以上のプッシャビリティーがあります。
ですので、
フッ素チューブよりもプッシャビリティーに優れた接着しやすいPEEKチューブとしてお使いいただけます。
サイズ、公差、価格につきましては、お気軽にお問合わせください。
外径2.5㎜に対し肉厚わずか60μm(外径:肉厚の比率が1000:24)の極薄PEEKチューブです。
PEEKは機械強度に優れるため、薄肉であっても強度が確保できます。
複筒構造のカテーテル、部分的な補強、摺動性の付与等にお使いいただけます。
サイズ、公差、価格につきましては、お気軽にお問合わせください。